本来起こらない雨漏り

映画やドラマなどの作品では雨漏りに見舞われているとコミカルなシーンとして取り扱いされるので、深刻ではない軽度な不具合だと認識している方が多いものです。ところが、雨漏りというのは甘く見ると住居自体の寿命を短くさせてしまう原因になってしまいます。そもそも、雨漏りというのは屋根の部分が壊れてしまい、破損箇所から降ってきた雨が漏れ出してくる様子を指します。以前の住居というのは、現代に比べて技術力が高くなかったので、決して珍しい事柄ではありませんでした。

実際に、現代に生きる高齢者の中でも昔は雨が降った時に忙しなく対処したという記憶がある方が多いです。しかし、現代建築ではそのような様子は一切見受けられなくなりました。その理由は、屋根自体がしっかりと建造されている事に加えて、天井と屋根が一緒くたになっておらず空間が設けられているためです。寒冷地であれば、空間に断熱材も含まれているので、水分が室内まで染み出してくるという可能性はますますありません。

このように、天井と屋根には一般的に思われているよりも距離があることから、雨漏りが発生しているということは破損が進行しており、手遅れであるという裏付けになります。一方、雨天ではないのにも関わらず、水気が感じられることもあります。そのような時は、以前の雨天の時に溜まってしまった水分が少しずつ内部に染み出してきている可能性が挙げられます。どちらのケースでも雨漏りを根本的に解決しなければ、大変な結果になってしまいます。

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